石膏の注ぎ方
歯科の仕事で誰もが悩む「印象に石膏を流す」についてコツをお伝えしたいと思います
もう石こう注ぎは怖くない!
まずはやってみます
普段の石膏注ぎはこんな感じです
今回の上顎は80グラムでやってみました
アングル変えましょう
さて、コツや理屈を説明していきたいと思います
取引先に伺い、スタッフの皆さんに石膏の注ぎ方の確認してきました
まずはじめに
診療中は忙しいと思いますが出来るだけ混水比をまもってください
※混水比
石膏と水を混ぜるにはメーカーから指定された比率があります
最初はハカリで計るのは面倒だと思いますが
ミスもトラブルも減って慣れると楽です。
計量器が無い場合は
メーカーから簡易的に計れる計量カップが用意されてることもあります
材料屋さんに言えばもらえると思います
画像はGCの石膏用
石膏2カップ、水1カップって感じでおおよそ混水比どおりになります
サンプルのアルジネート印象
サンプルなのでドカッと雑に積んでしまってますが
本来は割れるものを扱うように丁寧に作業してくださいね。決して重ねてはダメです
石膏を練るのは
できれば真空練和器を使ってほしいです
手で練った石膏と真空連和器で練った石膏の比較はこちら↓
一気にドバッと石膏を注ぐと気泡が入ってしまうので
印象の端から少しずつじわりじわりと印象の面に沿って石膏を流していきます
細かいところに気泡が残ってないか確認しながら
じわりじわり
でも、印象はさわらないようにしてください。変形してしまいます
じわじわ。
細かいところに気泡が残ってないか確認しながら
じわりじわり
でも、印象はさわらないようにしてください。変形してしまいます
全体に石膏が行き届いたら後は大雑把に注いでも大丈夫です
盛りすぎないように平らな面になるようにしていきます
固まりかけのほうが操作しやすいです
石膏を盛る量このくらい
厚すぎず薄すぎず
これは厚すぎ
技工の作業で必要なのはこのくらい
あと注意していただきたいことは
はみ出た印象材が床面に直接あたらないようにしてください
変形してしまいます
台などを使って印象トレーを支えながら置くといいです
たとえばこんなケース
切っちゃってもいいですね
使い終わった模型を台代わり
スポンジの切れ端を台代わり
こんな感じもあり
またはみんなで持ち上げる!
渋谷歯科技工所